講演情報
[23p-22B-4]変分量子固有値法における変分パラメータの並列最適化
〇津嘉山 大輔1、李 山川1、汪 俊誠1、白樫 淳一1、今井 浩2 (1.東京農工大、2.東京大)
キーワード:
ゲート型量子計算機,量子・古典ハイブリッドアルゴリズム,変分量子固有値法
現在のゲート型量子計算機はNISQデバイスと呼ばれている。NISQの活用法の一つとして、量子・古典ハイブリッドアルゴリズムが注目されている。そのアルゴリズムうち、VQEにおいて、ランジュバン動力学に基づいたOptimizerであるCoolMomentum法を使用することで、従来手法より低い残留エネルギーを獲得する傾向が見られた。今回は、最適解への収束率を改善するために、異なるパラメータを複数の変分量子回路に適用したParallel-VQEを導入し、その演算精度を検討した。