講演情報
[23p-22B-7]確率的勾配降下法による変分パラメータの最適化を用いた量子近似最適化法の演算特性
〇草 孝祐1、津嘉山 大輔1、白樫 淳一1、今井 浩2 (1.東京農工大、2.東京大)
キーワード:
ゲート型量子計算機,量子・古典ハイブリッドアルゴリズム,量子近似最適化法
QAOAは、量子断熱計算と変分原理に基づいて組合せ最適化問題の求解を行う手法である。これまで我々は、類似した組合せ最適化問題のハミルトニアンにおけるエネルギーランドスケープの特徴が共通していることを利用して、確率的勾配降下法を用いたQAOAアルゴリズム(SGD-QAOA)により量子計算機の実行回数を低減した。今回は、SGD-QAOAを用いて異なるグラフ構造を有するMax-Cut問題の求解を行った。