講演情報
[23p-32A-9][第55回講演奨励賞受賞記念講演] 光塩基発生剤による単層カーボンナノチューブの光誘起型電子ドーピング
〇田中 直樹1,2、山本 芽衣1、藤ヶ谷 剛彦1,2,3 (1.九大院工、2.九大WPI-I2CNER、3.九大CMS)
キーワード:
単層カーボンナノチューブ,電子ドーピング,熱電発電
1枚の単層カーボンナノチューブ(SWCNT)膜に対して、p型領域とn型領域を形成(pnパターニング)したジョイントフリーの熱電発電素子は、接触抵抗を抑えた素子構造として注目されている。本研究では、光塩基発生剤を用いたSWCNTの光誘起型電子ドーピングを検討し、高い大気安定性を有するn型SWCNT膜の作製に成功した。本発表では、本ドーピングで作製した熱電発電素子の性能に加えて、今後の展望について述べる。