講演情報

[23p-71B-3]高出力レーザー用擬似位相整合波長変換デバイス

〇石月 秀貴1,2、平等 拓範1,2 (1.理研、2.分子研)

キーワード:

擬似位相整合,波長変換

非線形光学効果を利用した波長変換は、直接発振困難な波長のコヒーレント光発生の有用な手段であり、特に高強度励起光源と2次非線形光学波長変換との組み合わせは近年の高輝度固体レーザーの発展と相まって急速に進展している。その中でも、結晶の周期反転構造を利用する擬似位相整合(QPM)[1,2]は、複屈折位相整合(BPM)では不可能な波長変換動作が可能であり、変換高効向上や波長選択域拡大、スペクトル整形など多様な目的で利用されている。ここでは高出力レーザー用QPMデバイスとその応用について主眼をおき、現状や応用例など報告する。