講演情報

[23p-P01-17]Sb3+高濃度添加Cs­­2HfCl6シンチレータの溶媒蒸発法による作製および性能評価

〇(M1)佐々木 暖人1、川本 弘樹1、藤本 裕1、浅井 圭介1 (1.東北大院工)

キーワード:

シンチレータ,溶媒蒸発法,発光

溶媒蒸発法によるシンチレータ結晶の作製は、主流な製法である融液からの合成に比べて、装置が簡易で低温プロセスゆえにコストが低いという利点を持つ。我々はこの点を活かした新たな製法の確立を目指している。本研究では、適用対象にSb3+添加Cs2HfCl6を選び、シンチレーション特性Sb3+添加量依存性を調べた。Cs2HfCl6は、非潮解性、高いエネルギー分解能など優れた特性を有する一方で蛍光寿命が長い欠点を持つため、Sb3+添加による改善を企図した。