講演情報
[23p-P01-28]Al(PO3)3–M(PO3)2(M = Mg, Ca, Sr, Ba)–CsPO3–TlClガラスの蛍光及びシンチレーション特性
〇(B)森田 千恵1、長谷川 洸1、中林 優輔1、渡邊 晶斗1、川本 弘樹1、藤本 裕1、浅井 圭介1 (1.東北大工)
キーワード:
シンチレータ,ガラス
γ線検出用シンチレータには大発光量,高密度, 及び高実効原子番号といった性能の具備が求められる.我々は,γ線検出用シンチレータ材料の候補として,Tl添加Al(PO₃)₃–M(PO₃)₂–CsPO₃ (M = Mg, Ca, Sr, Ba) ガラスを合成し、フォトルミネッセンス(PL)及びシンチレーション特性を調査した.異なる励起準位から誘起される複数のPLバンドが320nmと390nmに観測され、これはTl⁺の6sp–6s²遷移に由来すると考えられる. M = Mgにおいて,1100 photons/MeVの最大発光量を得た.