講演情報

[24a-12C-3]物性名表記ゆれのChatGPTによる名寄せ

〇吉武 道子1、長田 貴弘1 (1.物材機構)

キーワード:

物性名,自然言語処理,表記ゆれ

我々は,材料科学の教科書・専門書に記述されている物性間の関係性を抽出して,異なる物性間の関係をグラフ(ネットワーク図)の形で表示・探索できるシステムを考案し,企業と共同研究によりプロトタイプシステムを開発してきた。その際に,同じ物性を表す用語が書籍・著者により異なる問題(表記ゆれ),例えば band gap、gap energy、energy gap,の問題に悩まされてきた。表記ゆれの問題は我々のシステムのみでなく,自然言語処理における共通課題であり,今回,ChatGPTを用いて表記ゆれを解決することを試みたので報告する。