講演情報
[24a-12P-1]メスバウワ分光と密度汎関数理論による複合アニオン層状化合物 GdFeAsO の磁性
〇神原 陽一1,2、志村 岳栄1、野村 悠祐1、的場 正憲2,1 (1.慶大物情、2.慶大スピンセンター)
キーワード:
鉄系超伝導体,反強磁性,メスバウワ分光
我々は、鉄系高温超伝導体の母物質の一つであるGdFeAsOに着目する。GdFeAsOの磁気構造は、メスバウワ分光、Density functional theory (DFT)による第一原理計算により明らかになる。GdFeAsOは、酸素サイトへのフッ素置換により反強磁性相が消失し、超伝導相が生じる。超伝導相のTcは、フッ素濃度に依存するが、このフッ素濃度の決定方法の決着には未だ至っていない。