講演情報

[24a-1BN-11]集光フェムト秒光渦を用いた神経活動誘発

〇瀬川 夕海1、増井 恭子1、細川 千絵1 (1.阪公大院理)

キーワード:

フェムト秒光渦,培養神経回路網,蛍光カルシウムイメージング

脳の情報伝達機構の解明には,単一細胞レベルの外部刺激を行い,その神経応答を計測するボトムアップ的な理解が有効である.本研究では,螺旋状の波面をもつフェムト秒光渦をラット海馬由来神経細胞に集光し,神経活動誘発過程を評価した.フェムト秒光渦照射に伴い,集光位置において細胞外Ca2+が流入して細胞体全域へと拡散することが示され,フェムト秒光渦を用いた空間精度の高い非侵襲な神経細胞刺激手法の有効性が示唆された.