講演情報

[24a-21B-1]電気化学ドーピングによる導電性高分子の熱流制御(Ⅱ)

〇伊藤 駿一郎1、上治 寛2、蓬田 陽平2、竹延 大志1、柳 和宏2 (1.名大院工、2.都立大理)

キーワード:

導電性高分子

電気化学ドーピングに伴う導電性高分子PBTTTの熱伝導率を時間領域サーモリフレクタンス(TDTR)法により測定した。特に本研究では、試料を形成する基板を、従来の石英基板から低熱伝導基板にし、試料側への熱流を増大させ、高分子薄膜からのシグナル応答を大きくする工夫を行った。電気化学ドーピング濃度依存性の結果、ドーピングに伴う明瞭なシグナル変化が観測され、連続的な熱伝導率の変調が実現された。