講演情報

[24a-71A-4]トポロジカル絶縁体Bi2SexTe(3-x)を用いたテラヘルツ表面プラズモン共鳴の検証

〇杉本 雛乃1、西村 佳菜1、高橋 茉由子1、田畑 仁1 (1.東大工)

キーワード:

ディラック電子系,テラヘルツ,表面プラズモン共鳴

プラズモニクスにおいて、従来は可視光域表面プラズモン共鳴(Vis-SPR)に焦点を当てられていたが、近年masslessディラック電子によるテラヘルツ(THz)帯域SPRの研究が盛んに進められている。トポロジカル絶縁体(TI)のTHz-SPRに関する先行研究では、Bi2Se3の格子構造SPR(GC-SPR)のみ観測されている。一方で、クレッチマン配置型SPR(PC-SPR)の観測や、他のTIのGC-SPR観測、物性とSPRの関係は未だ研究されていない。本研究では、テトラジマイト型トポロジカル絶縁体Bi2SexTe(3-x)に着目し、電子状態と表面プラズモン(GC-SPR・PC-SPR)の相関を評価することで、バンド構造とプラズモン物性との関係を明らかにした。