講演情報

[24a-71B-4]遷移金属ダイカルコゲナイド層間における異種磁性原子の磁性相互作用

〇備前 匠光1、宮田 全展1、小矢野 幹夫1 (1.北陸先端大)

キーワード:

遷移金属ダイカルコゲナイド,インターカレーション,磁性相互作用

遷移金属ダイカルコゲナイド(TMD)の層間に,磁性原子をintercalation すると 磁性層間化合物を創製することができる.TMDのひとつである TiS2層間に磁性原子 Fe を挿入した材料 FexTiS2の研究は活発に行われており ,Fe-Fe 間の強磁性相互作用によってスピングラスや強磁性を示し,大きな異常ホール効果を示すこと が知られている.そこで本研究では,TiS2 層間に異種磁性原子(Fe, Co)を同時挿入(co-intercalation)をすることで TMD層間での磁気相互作用の変化を調査する ことを目的とする .