講演情報
[24a-P08-1]フォトニック結晶を用いた空間電荷センサモジュールの熱真空実験
〇(B)高濱 渉1、大塚 亘晟2、石原 歩1、阿片 雅玖人3、高橋 和2 (1.大阪府大工、2.大阪公大院工、3.大阪公大小型宇宙機システム研究センター)
キーワード:
宇宙機,フォトニック結晶
我々は,フォトニック結晶を用いた空間電荷検知技術を研究している.フォトニック結晶導波路チップを組み込んだファイバモジュールを開発して,大気雰囲気・室温における空間電荷検知を実証してきた.このセンサモジュールは小型化が可能であり,放射線や静電気放電に強い.我々はこのセンサを宇宙機に搭載して宇宙空間の荷電粒子検知に利用することを目指している.ごく最近,高真空下における空間電荷検知に成功した.宇宙空間利用のためには,真空中かつ広い温度範囲で動作可能であることが望まれる.今回,モジュールの熱真空実験の初期検討を行ったので報告する.