講演情報
[24p-12B-6]トリチウム水の定量分析に向けた中赤外キャビティリングダウン分光装置の開発
〇向井 もも1、高山 恵理佳1、柘植 紘汰1、鈴木 勇太1、齊藤 圭亮1、西澤 典彦1、阿部 恒2、富田 英生1 (1.名大工、2.産総研)
キーワード:
レーザー吸収分光,トリチウム
水素の放射性同位体であるトリチウム(半減期約12.3年)は、生体・環境トレーサーとしての応用や原子力発電所からの放射性廃棄物分析のために、迅速かつ簡便な定量分析が求められている。本研究では、レーザー吸収分光法の一つであるキャビティリングダウン分光法を用いてトリチウム水の高感度な分析を行うことを目標とし、開発を行っている。今回は、新たに構築した中赤外のCRDS装置における重水を用いた性能試験の結果を報告する。