講演情報
[24p-1BB-1][分科内招待講演] ダイヤモンド量子センサによる電気自動車用高精度電流測定
〇波多野 雄治1、谷川 純也2、中園 晃充2、関口 武治1、貝沼 雄太1、阿部 浩之3、小野田 忍3、大島 武3、岩崎 孝之1、波多野 睦子1,3 (1.東工大工、2.矢崎総業(株)、3.量研)
キーワード:
ダイヤモンド量子センサ,電池モニタ,NVセンタ
電気自動車用高精度電流センサをダイヤモンド量子センサにより試作した。センサの蛍光強度をマイクロ波発振器に積分帰還してマイクロ波周波数を共鳴周波数に追従させ、二つの共鳴周波数の差として電流を計測する。高精度化の3要点は、積分帰還回路による充電率測定、差動計測に用いる2センサの平行配置、残留する平行度誤差による横磁場効果の補償である。平行度誤差を±1°に抑えれば差動計測時の同相雑音除去比を0.01%にできる。