講演情報
[24p-1BB-5][第55回講演奨励賞受賞記念講演] ラット脳磁検出に向けた高感度ダイヤモンド量子センサシステムの構築
〇吉村 厚美1、関口 直太1、伏見 幹史2、貝沼 雄太1、眞榮 力3、宮川 仁3、谷口 尚3、寺地 徳之3、小野田 忍4、大島 武4、関野 正樹2、岩崎 孝之1、波多野 睦子1 (1.東工大、2.東大、3.NIMS、4.QST)
キーワード:
NVセンタ,量子センサ,脳磁
ダイヤモンド量子センサは脳磁などの生体磁場の測定への応用に向けた研究が行われている。本研究ではラット脳磁検出を目標に、生きたラットの頭に近づけられる高感度で安定なダイヤモンド量子センサを開発した。バランス検出による光強度ノイズ低減により、ラットの脳磁の帯域にて13 pT Hz-1/2の高い磁場感度を得た。脳磁が1から10 pTであれば、このセンサを用いて誘発脳磁を測定可能であると考えられ、生体計測に取り組んでいる。