ダイヤモンド格子中のNV^-センターは、磁気センサーとして注目されている。磁気感度はNV^-センターの数(N)とスピンコヒーレンス時間(T₂)に依存し、向上させるには、高濃度のNV^-センターとT₂の伸長が必須である。本研究では、Ib タイプダイヤモンドに対して電子線照射を行い、量子センサーの磁気感度を向上させるのに適切な熱処理プロセスを明らかにするためにNとT₂の熱処理温度・時間依存性を評価した。