講演情報
[24p-22B-4]分子動力学計算による非対称液晶性有機半導体分子の相転移機構の解明
〇(D)鈴木 朝香1、井上 悟2、De Nicola Antonio3、岡田 智悠1、長谷川 達生2、Milano Giuseppe4、松井 弘之1 (1.山形大ROEL、2.東大工、3.Scuola Superiore Meridionale、4.ナポリ大)
キーワード：
液晶性有機半導体,分子動力学シミュレーション,スメクチック液晶
非対称液晶性有機半導体のパラトリルBTBT-C10を対象に分子動力学計算を行い、相転移温度近傍での分子のダイナミクス解析および分子反転挙動メカニズム解明を目的とした。計算結果より、パラトリルBTBT-C10が結晶相からSmE相を経てSmB相へと液晶転移することを明らかにした。また液晶転移温度近傍では分子の層間移動および分子が一度層間で横たわってから隣接層へと戻ることで生じる分子反転挙動を観測した。