講演情報
[24p-22B-5]柔軟なカーボンナノチューブCMOS集積回路を用いた人体通信用送信機の試作と実証
〇武藤 大1、内山 晴貴1、片浦 弘道2、大野 雄高1,3 (1.名大工、2.産総研、3.名大未来研)
キーワード:
人体通信,カーボンナノチューブ
人体通信は省電力・配線フリーの通信方式であり、ウェアラブルデバイス間の通信手段として期待される。しかし、人体通信ではロスの低いMHz 帯の発振信号を生成するために水晶振動子やインダクタを用いた硬い通信機が必要であり、人体との密着性や通信の安定性などの課題がある。本研究では、カーボンナノチューブを用いたMHz帯で動作する柔軟な発振回路を実現し、生体ファントムを用いて人体通信の実証を行なった。