講演情報
[24p-22B-9]交互イオン堆積法を用いたカドミウムフリー量子ドットへの無機保護層形成と特性評価
〇北野 圭輔1、イ スンヒョク2、土江 貴洋1、浅岡 康1、岩田 昇1、和泉 真1、荒川 泰彦3、立間 徹2 (1.シャープ、2.東大生研、3.東大ナノ量子機構)
キーワード：
カドミウムフリー量子ドット,量子ドット発光ダイオード,イオン堆積法
量子ドット（QD）は、発光スペクトルの半値幅が狭いという特徴を有し、これを発光層に用いた自発光型の量子ドット発光ダイオード（QD-LED）は、広色域かつ低消費電力のディスプレイとして応用が期待されている。これまで我々は、QD表面が有機リガンドで終端・保護されている一般的なQDに対して、交互イオン堆積法によって無機材料でQD表面を保護することにより、QD-LEDのキャリア注入効率と素子寿命の向上を報告している。本報告では、形成した無機保護層がQDの光学特性、及び、QD-LEDの特性へ与える影響を評価した。