講演情報

[24p-22C-5]メニスカス法と転写法により積層した電子取り出し層を有する逆型ペロブスカイト太陽電池

〇伊東 栄次1、小池 達也1 (1.信大工)

キーワード:

逆型ペロブスカイト太陽電池,メニスカスコート,転写法

本研究では,ITO表面をカルバゾール誘導体の自己組織化単分子膜で修飾し,その上に発電層であるペロブスカイト層,電子輸送層であるフラーレン誘導体(PCBM)膜とZnOナノ粒子膜を塗布製膜して積層し,その上にAl電極を製膜した逆構造ペロブスカイト太陽電池を作製した.材料コスト面で課題のあるPCBM層およびZnOナノ粒子層をメニスカス法と転写法を組み合わせて製膜することでスピンコート法に比べて1/10以下の使用量で製膜可能となった.また、ZnOの溶剤や加熱処理に伴うペロブスカイト膜の劣化を低減により、初期劣化の抑制と効率向上を確認した.