講演情報
[24p-P01-3]強相関強誘体h-YMnO3薄膜の成長と強誘電性評価
〇古川 勝裕1、市川 颯大1、吉村 武1、藤村 紀文1 (1.大阪公立大)
キーワード:
強相関強誘電体,PLD法
六方晶系RMnO3であるh-YMnO3は強誘電性と反強磁性を有するマルチフェロイックな強相関強誘電体であり、c軸方向のみに強誘電性を示すことから分極とその他の物性の相関を議論する上で有用である。本物質は電荷トラップによるチャージングやリーク電流の影響が大きく、P-E測定ではこれらの影響によって正確な強誘電特性を評価できない場合がある。本発表では、強誘電スイッチング以外に起因する電荷移動を詳細に検討するため、電界の掃引周波数を変化させてC-V特性とP-E特性を評価した結果を報告する。