講演情報

[24p-P10-4]プラズマ活性化乳酸リンゲル液による肺がん細胞の選択的不活化

〇野中 亮吾1、艾 子卓1、仮屋薗 歩2、沖 翔太郎2、菊崎 弘輝2、本橋 健次1,2,3 (1.東洋大院理工、2.東洋大理工、3.バイオ・ナノエレクトロニクス研究センター)

キーワード:

プラズマ,PAL,がん

本研究では、プラズマ照射時の酸素雰囲気濃度を高める方法と、プラズマ化ガス(He)に酸素を混ぜる方法により、肺がん細胞の選択的不活化を検証した。正常細胞とがん細胞の平均不活化時間の比をがん細胞不活化増強比と定義した。プラズマ照射によるがん細胞不活化増強比はHeのみの照射では2.4倍であるが、高酸素下では5.0倍まで上昇し、がん細胞の選択的不活化が増強された。