講演情報

[25a-11E-1]電気光学ポリマー積層膜を用いた高効率・超広帯域電場検出

〇山田 俊樹1、梶 貴博1、山田 千由美1、大友 明1、中西 智哉2、常守 秀幸2、藤丸 滋樹2 (1.情報通信研究機構、2.帝人)

キーワード:

電気光学ポリマー,電気光学ポリマー積層膜,電気光学サンプリング

EOポリマーを用いた高効率・超広帯域電場計測手法の確立のために、EOポリマーの自立膜及びその積層膜を作製するための新規プロセス技術の開発を行ってきた。1.56 µm帯の小型フェムト秒ファイバーレーザーを用いて、DAST結晶からのTHz波発生を行い、1.56 µm帯のプローブ光を用いて、EOポリマー積層膜によるEOサンプリングを行ったところ、通常のTHz電場検出における0.1~20THzに加えて、40~44THz付近にピークを持つ赤外光の電場を観測し、超広帯域検出ができた。積層膜作製プロセスの最適化を行い、200µm以上のEOポリマー積層膜の作製に成功した。超広帯域検出と膜厚の増大による高効率検出を確認した。更に、超広帯域電場検出における、EOポリマー積層膜による自己吸収の影響を調べた。