講演情報

[25a-11E-5]スピントロニックテラヘルツエミッタを用いたファイバーベース広帯域テラヘルツ時間領域分光

〇飯塚 悠斗1、須山 弘太1、和田 篤1、田中 哲1、岡野 真人1 (1.防大理工)

キーワード:

テラヘルツ分光,スピントロニックテラヘルツエミッタ,ファイバーレーザー

スピントロニックテラヘルツエミッタ(STE)は広帯域テラヘルツ発生素子として注目されている。STEは金属中の電子励起を利用しているため励起波長依存性が低く、ファイバーレーザを光源としたテラヘルツ時間領域分光(THz-TDS)に適している。今回、我々はSTEを利用したファイバーベース広帯域THz-TDS装置の開発を行った。ファイバー光路の分散値調整を行い、パルス幅を140 fsまで圧縮することで、周波数帯域0.1–3.5 THzのテラヘルツ波発生に成功した。