講演情報

[25a-12E-8]コンプトンカメラを用いた177Lu廃棄物の測定

〇渡辺 宝1、加納 大輔2、榎本 良治3、片桐 秀明4、加賀谷 美佳5、溝口 孝大1、塚本 ひかり1,6、福本 仁也1、本多 良太郎7、庄子 正剛7、田中 真伸7、渡邉 祐介1、村石 浩1 (1.北里大医衛、2.国がん東病院、3.東大宇宙線研、4.茨城大理、5.仙台高専、6.東海大病院、7.KEK・素核研)

キーワード:

コンプトンカメラ,ガンマ線,Lu-177

177Luを使用した治療用放射性医薬品を投与された患者の尿などを含んだ廃棄物の放射能が半減期の計算と一致しない問題が生じており、原因の調査が急務となっている。177Lu以外のRIの存在を調査する目的でコンプトンカメラを用いて廃棄物の測定を遂行した。廃棄物のエネルギースペクトルに113 keVと208 keVのピークが存在し、放射能は2.7 MBqと推定された。177Luは300 Bq程度であると算出できるため、他のRIの存在が示唆された。