講演情報
[25a-31A-1][第55回講演奨励賞受賞記念講演] 磁化ベクトル制御を利用するイオンゲーティングリザバーによる血糖値データの高精度予測
〇並木 航1、西岡 大貴1,2、土屋 敬志1,3、樋口 透2、寺部 一弥1 (1.NIMS、2.東理大、3.JSTさきがけ)
キーワード:
リザバーコンピューティング,磁化,電解質
低消費電力かつリアルタイムでの情報処理が要求されるエッジコンピューティングのために、物理リザバーが注目されている。磁化ベクトル制御を用いるイオンゲーティングリザバー(IGR)の磁化方向状態を利用し、これまで物理リザバーでほとんど例がない遅いダイナミクスを伴う血糖値予測を行った。その結果、物理リザバーのなかで最も高い予測性能に至り、電圧入力に対するIGRの非対称な状態遷移の寄与が示唆された。