講演情報

[25a-32A-7]第一原理GW計算による磁性形状記憶合金Ni2Mn1+xGa1-xの電子状態

〇小幡 正雄1、小谷 岳生2、小田 竜樹1 (1.金沢大自然、2.鳥取大工)

キーワード:

磁性形状記憶合金,Ni-Mn-Ga合金,GW計算

Ni-Mn-Ga合金は強磁性と形状記憶性の両者の性質を持ち、磁場誘起のアクチュエータへの応用が期待される。その結晶構造は低温ではナノ双晶界面を含む変調マルテンサイト構造を形成している。我々は準粒子自己無撞着GW法によるNi2Mn1+xGa1-x (x=0,0.25) の電子状態計算により高温相が、実験事実と整合する変調マルテンサイト構造への電子状態不安定性(ヤンテラー効果とネスティング効果)を持つことを示した。また組成比が電子状態不安定性に与える影響も紹介する。