講演情報
[25p-11E-2]スピルリナに金属めっきしたマイクロコイルによる位相情報を乱雑化するテラヘルツ波吸収体
〇大谷 知行1,2、彌田 智一3,1、倉橋 直也4、佐藤 剛毅5、小堀 裕司5、小出 昌弘5、大木 利哉5 (1.理研、2.東北大理、3.同志社大理工、4.京都府KPTC、5.パナック(株))
キーワード:
テラヘルツ,吸収体,マイクロコイル
本講演では、らせん状藻類スピルリナに金属めっきを施したマイクロコイルを低反射母材に分散させた新たな吸収体(マイクロコイル吸収体)の位相乱雑化機能について報告する。我々は発泡スチロール母材に同マイクロコイルを分散したサンプルを試作し、テラヘルツ時間領域分光法で正反射時間波形を測定した。その結果、単一パルスの入力に対して、反射波形は多数の小パルスで観測され、位相が乱雑化されていることが確認された。