講演情報

[25p-12B-4]水素漏洩ガス検出用TDLAS計測手法の最適化

〇Xiafukaiti Alifu1,2、ラゴロサス ノフェル2、荻田 将一3、大井 信彦3、山口 滋4、椎名 達雄2 (1.三菱電機、2.千葉大、3.四国総研、4.東海大)

キーワード:

ガス計測,レーザー吸収分光法,水素

次世代クリーンエネルギーである水素ガスは化石燃料の代替として自動車燃料、発電、熱エネルギーの供給と貯蔵に期待される。水素ガスの利用は、日常生活への拡大にあたって安全性の確保が必要であり、高感度かつ応答性の高いH2検知センサーの開発が重視される。ガス吸引型の水素ガス濃度センサーも商業的に利用可能であるが、応答速度や測定可能な濃度範囲の観点から、漏れ箇所を特定することが困難である。本研究は、実用的な水素ガス漏洩検知技術の確立を目標に、高感度、高分解能とリアルタイム計測が可能な波長可変ダイオードレーザー吸収分光法(TDLAS)の実現を目指した。本報告では、微量水素ガスの検出と水素ガスの純度評価まで、広い濃度範囲での計測を実現するためのTDLAS計測手法の最適化について述べる。