講演情報
[25p-12E-4]超高分解能リアルタイムアルファ線飛跡イメージング装置の開発
〇山本 誠一1、吉野 将生2、鎌田 圭2、吉川 彰2、中西 恒平3、片岡 淳1 (1.早稲田大 理工、2.東北大金研、3.名古屋大医)
キーワード:
アルファ線,イメージング,超高分解能
新しいイメージング装置を開発し、アルファ線のシンチレータ中の飛跡をリアルタイムで画像化することに成功したので報告する。開発したアルファ線飛跡イメージング装置は、シンチレータにアルファ線を照射して発生する発光を、超高倍率の画像拡大装置で拡大し、超高感度CCDカメラで画像化する構成とした。開発したイメージング装置により、アルファ線がシンチレータ中を数µmの飛程で発光する様子を、~2µmの空間分解能、0.5秒間隔で画像化できるようになった。開発した装置は、アルファ線内用療法の細胞研究のみならず、種々の粒子線画像化研究などに利用されることが期待される。