講演情報

[25p-12P-13]低濃度167Er3+:Y2SiO5におけるAtomic frequency comb量子メモリの高効率化

〇(DC)安井 翔一郎1,2、稲葉 智宏1、石澤 淳3、日達 研一1、尾身 博雄4、松浦 求磨2、鍜治 怜奈2、俵 毅彦3、足立 智2、Xuejun Xu1、眞田 治樹1 (1.NTT物性基礎研、2.北大院工、3.日大、4.大和大)

キーワード:

光量子メモリ,希土類イオン添加結晶,原子周波数コム

近年,広域量子情報ネットワークの構築に向けて,光子の有する量子情報を一時的に保存可能な光量子メモリ(QM)が盛んに研究されている.我々は,Atomic frequency comb(AFC)ベースのQMについて研究している.今回は,長いメモリ時間が期待できるものの高メモリ効率化が困難な低濃度167Er3+:Y2SiO5結晶において,電子・核スピン偏極と試料長の伸長により,18%のメモリ効率を実現したことを報告する.