講演情報
[25p-31A-9]表面増強ラマン散乱とイオンゲーティング刺激を利用する高性能少数分子リザバーコンピューティングの実証
〇(D)西岡 大貴1,2、新ケ谷 義隆1、土屋 敬志1,3、樋口 透2、寺部 一弥1 (1.NIMS、2.東理大、3.JSTさきがけ)
キーワード:
物理リザバーコンピューティング,分子コンピューティング,イオンゲーティング
材料系の非線形挙動を利用する物理リザバーコンピューティング(PRC)は、効率的な情報処理を実現する有望なAI技術である。本講演では、WOxナノロッド/銀ナノ粒子を用いた表面増強ラマン散乱(SERS)で検出したpMBAの分子振動ダイナミクスを利用する少数分子PRCについて報告する。SERS活性部位に吸着したpMBAの振動モードは、イオンゲーティングによる構造変化に基づき入力を高次元空間に写像し、各種情報処理タスクで良好な性能を達成した。