講演情報

[11p-E201-10]遠赤外領域の赤外分光法を用いたHfxZr1-xO2薄膜の斜方晶相の選択的検出

〇高久 理名1、田村 敦史1、女屋 崇2、喜多 浩之1 (1.東大院新領域、2.物質・材料研究機構)

キーワード:

原子層堆積法、HfO2系強誘電体薄膜

HfO2系薄膜の結晶相解析には,主にX線回折法(XRD)が用いられているが,強誘電性を担う斜方晶(O)相は正方晶(T)及び立方晶(C)と格子定数が近くXRDパターンにおける分離が困難である。一方,赤外分光法(FT-IR)では,スペクトル解釈には曖昧な点が残されているものの,特に遠赤外領域での特徴的な振動ピークの違いからこれらの結晶相を区別できる。そこで,我々が既に報告した,HfxZr1-xO2固溶体膜の最表面にZrO2層を積層すると強誘電性が向上する,すなわちO相の形成が促進されるという効果に着目し,遠赤外領域のFT-IR測定によるO相の選択的検出を試みた。