講演情報
[15a-PA3-16]二段階法ペロブスカイト結晶化における MAI 静置時間の影響
〇(M1)馬 悦1、相川 慎也1 (1.工学院大工)
キーワード:
ペロブスカイト太陽電池、X線回折(XRD)、結晶化
有機–無機ハロゲン化ペロブスカイトは高効率太陽電池材料として注目されているが,大気中プロセスでは均一かつ高品質な薄膜形成が難しい。二段階法は結晶化制御性に優れる一方,MAI溶液滴下後の静置工程がPbI₂からMAPbI₃への相転化および結晶成長に大きな影響を与える。本研究では,MAI静置時間を0~90秒の範囲で変化させてMAPbI₃薄膜を作製し,X線回折により結晶構造を評価した。その結果,PbI₂(001)回折ピークは30秒条件で最小となり,相転化が最も促進された。一方,過度に長い静置時間ではPbI₂の溶解–再析出が生じ,膜の構造均一性が低下した。以上より,MAI静置時間には高品質なペロブスカイト形成に寄与する最適条件が存在することが明らかとなった。
