講演情報

[15p-WL2_301-2]二つの機械振動モードにおける光誘起相互非線形ダンピング

〇荒張 秀樹1、浅野 元紀1、山口 浩司1、岡本 創1 (1.NTT物性基礎研)

キーワード:

オプトメカニクス、非線形ダンピング、マイクロボトル共振器

微小振動子において振動振幅に依存して散逸が変化する非線形ダンピングは、MEMSセンサの安定化や非エルミート物理の理解において重要である。しかし、非線形ダンピングの強さは素子構造で固定化されてしまい、デバイス作成後に自在に設計・制御する一般的手法は未だ確立されていない。本研究では、共振器内に閉じ込められた光との結合を利用することで非線形ダンピングをオンデマンドに設計・制御可能な新手法を実証した。さらに本手法を二つの振動モードへ拡張し、一方の振幅に応じて他方の散逸が変化する相互非線形ダンピングを観測した。本成果は、多モード非線形散逸ダイナミクスの新たな制御プラットフォームとしての発展が期待される。