講演情報

[16a-M_124-6]有機薄膜太陽電池の電荷蓄積特性における電子注入層挿入効果

〇笠松 創太1、宮澤 佑騎1、野口 裕1,2 (1.明治大理工、2.明治大院理工)

キーワード:

有機薄膜太陽電池

有機薄膜太陽電池(OPV)における界面電荷蓄積は、SRH再結合やエキシトン-ポーラロン消光(EPQ)による無輻射失活を促進し、フィルファクタ(FF)や開放電圧(Voc)を低下させる要因となる。これらのエネルギー損失機構を抑制することは、OPVの更なる性能向上に不可欠である。我々はこれまで、変位電流評価法(DCM)とPL強度の同時測定(DCM-PL法)を提案し、主に有機EL素子の電荷蓄積に起因するEPQ特性評価において、その有用性を示してきた。2025年秋季の応用物理学会では、P3HT:PCBMを用いたOPVにDCM-PL法を適用し、電荷蓄積特性とFFの相関およびEPQの観測について報告した。本研究では、電子注入層の挿入によりOPVの電荷蓄積特性が著しく変化することを見出したので報告する。