講演情報
[16a-M_135-5]表面色を利用した農作物評価システムに向けた波長選択フィルタの検討
〇(M2)高松 聡1、室谷 裕志1 (1.東海大院工)
キーワード:
光と色
本研究では,農産物の外観評価における人間視覚の識別性向上を目的として,特定波長選択フィルタの有効性を分光シミュレーションにより検討した。対象としてトマト果実を用い,複数サンプルの分光反射率データから,無フィルタ条件および各種バンドパスフィルタ適用時の色差 ΔE を算出した。中心波長および半値幅の異なるフィルタ条件について,全サンプルペアにおける最小 ΔE を評価指標とし,すべてのサンプルで識別性を保証する条件を探索した。その結果,中心波長500 nm,半値幅40 nmのバンドパスフィルタが,識別困難なサンプルペアの色差を増大させつつ,識別容易なペアでは識別閾値を維持する条件として選定された。本研究は,特定波長選択眼鏡による視覚支援設計の指針を示すものであり,農産物の熟度判別や外観検査への応用が期待される。
