講演情報
[16p-W2_402-15]マルチスケール解析によるハイドロゲル内の分子拡散予測
〇山地 未紗1、高橋 陸1、檜森 匠吾1、田中 あや1 (1.NTT物性基礎・BMC)
キーワード:
ハイドロゲル
生体適合性に優れるハイドロゲルはMPS材料として広く用いられるが、デバイス上で細胞周囲の輸送環境を再現するには、ゲル内の分子輸送特性と時間依存濃度分布の定量把握が不可欠である。従来CFDでは分子相互作用の簡略化により拡散挙動の再現性に限界がある。本研究ではMDにより拡散係数と分子間相互作用を評価し、CFDへ統合するマルチスケール手法を構築した。PAAmとGelMA中のRhodamine B拡散を対象に、実験からPAAmで拡散係数が約10倍大きいことを確認し、網目構造・相互作用差に起因すると推定した。MD結果をCFDへ反映して界面濃度プロファイルを予測したところ、実験濃度分布と良好に一致し、本手法の有効性を示した。
