講演情報

[17a-PA1-6]パルス電場によるLuFe2O4の電気抵抗制御

〇朴 規相1、矢野 優太1、永田 知子2、深田 幸正3、沖本 洋一4、于 洪武4、王 笑朴4、狩野 旬1、神戸 高志1、池田 直1 (1.岡山大学、2.日本大学、3.原子力機構、4.東京科学大学)

キーワード:

強誘電体

電子強誘電体がもつ電荷秩序に由来する電気分極は、一般的な変位型強誘電体の約1000分の1という超低電場(〜数V/cm)で応答する。このため、従来のP-Eループによる特性評価は困難である。極めて微小な電場で分極反転は起こるが、ドメイン壁における伝導により分極そのものが不安定化すると考えられている。
本研究では、パルス電場印加による電気抵抗の制御を検討した。測定の結果、特定のパルスパラメータ(パルス幅および振幅)を用いることで、電気抵抗率が著しく上昇することを確認した。この効果の起源を解明するために超格子反射強度を調査している。観測された抵抗の変化は電子型分極ドメインの変化やドメイン境界の変調に起因すると仮定している。このメカニズムを応用し、パルス電場によって抵抗状態を切り替え、その値が保持される非揮発性メモリ動作を確認した。