講演情報

[18p-W2_401-1]透明グラフェン電極を介した着色溶液中での電気化学発光検出

〇中野 友美1、牛場 翔太1、民谷 栄一2,3 (1.村田製作所、2.阪大産研、3.阪大先導的学際研究機構)

キーワード:

電気化学発光、グラフェン

電気化学発光 (Electrochemiluminescence: ECL) は高感度なバイオ分析手法として広く利用されているが、着色溶液中では強い光学吸収により発光シグナルが大幅に減衰するため、実用化が制限される。本研究では、透明グラフェン電極を用いた酵素媒介型電気化学発光検出を開発した。透明グラフェン電極透過型の観察手法を用いることで、光吸収によるシグナル損失を軽減するための大幅な試料の希釈が不要となり、電気化学発光検出の適応範囲が着色溶液へと拡張可能であることが示された。これは複雑な実試料を対象としたPOCT検査実現へ向けた重要な進展である。