講演情報

[11007-11-01]鉄道保線工法の改良におけるシミュレーション技術の活用(シンポジウム講演概要)

*河野 昭子1、中村 貴久1、廣尾 智彰1、景山 隆弘1 (1. 公益財団法人 鉄道総合技術研究所)

キーワード:

鉄道線路、バラスト軌道、つき固め、個別要素法、劣化指数、摩擦エネルギー

つき固め条件がバラストの劣化に与える影響を評価するため、つき固め試験とDEMシミュレーションを実施した。摩耗量の推定には、接触点における粒子間接触力と滑り距離の積である「摩擦エネルギー」に着目した。突き固め試験で算出した劣化指標FIと上記摩擦エネルギーは相関性を示した。これらの評価指標を用いて、バラストの細粒化を抑制する突き固め条件を提案した。