講演情報

[12001-06-05]桟粗度を利用したセルフライニング工法による摩耗抑制の研究(シンポジウム講演概要)

*呉 許剣1、山上 路生1、岡本 隆明2、松本 知将1、角 哲也1 (1. 京都大学、2. 名城大学)

キーワード:

セルフライニング、砂堆積、桟粗度、PIV解析、排砂トンネル

本研究は,桟粗度を利用したセルフライニング工法による摩耗抑制を目的とし,砂の堆積挙動と流れ構造を水路実験で解析した.三角柱形の粗度を等間隔に配置し,粗度間隔,水路勾配,流量の各条件下で砂の被覆率および流速分布を計測した.実験結果から,最適な粗度間隔では局所的な下降流により砂の完全堆積が促進される一方,高フルード数条件下では流出が顕著となることが明らかとなった.これらの知見は,排砂路の設計に有用な指針を提供する.