講演情報
[12011-17-04]ヨー角および水没状態の変化に伴う流木抗力係数の変化特性に関する実験的研究(シンポジウム講演概要)
*金子 峻1、山上 路生2、岡本 隆明3 (1. 京都大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻、2. 京都大学防災研究所、3. 名城大学理工学部社会基盤デザイン工学科)
キーワード:
流木、抗力係数、開水路流れ、ヨー角、水没状態
本研究では,ヨー角および水没状態に伴う流木抗力係数の変化について明らかにすることを目的とし,水路実験を行った.流木の直径・喫水を変化させ,流木が完全に水没している条件と部分的に水没している条件の2条件について,ヨー角を0°~90°まで5°ずつ変化させながら流木に作用する水抗力を計測した.結果より,ヨー角が10°あるいは15°で最小値をとること,水没状態の相違により抗力係数の値に差が生じることが確認され,流木運動が流木のヨー角と水没状態に大きく影響される可能性があることが示唆された.