講演情報

[13001-06-02]鋼製透過型砂防堰堤のレベルII設計荷重の提案と一考察(シンポジウム講演概要)

*堀口 俊行1、小松 喜治1 (1. 防衛大学校建設環境工学科)

キーワード:

鋼製透過型砂防堰堤、土石流、設計荷重、動的荷重

昨今では,超過外力を受けて堰堤が損傷を受ける事例も報告されており,現行設計荷重レベルより大きな設計荷重レベルに対する設計体系について検討された.しかし,具体的な荷重分布モデルの考え方や設計手順についてまでは検討されていない.そこで本研究は,透過型砂防堰堤を対象にLevel-II荷重の設定法を提案するとともに,構造応答の限界状態を部材の弾塑性応答の限界値と仮定したLevel-II照査法について検討するものである.この際,動的な設計荷重と照査結果がほぼ同等となる静的な設計荷重について整理する.