講演情報

[13001-06-05]分散繊維モデルを用いたRBSMによる積層繊維補強モルタル材料の異方性破壊シミュレーション(シンポジウム講演概要)

*白石 美稀1、山本 佳士1、小倉 大季2、原 紘一朗2 (1. 法政大学、2. 清水建設株式会社)

キーワード:

3Dプリンティング、繊維補強モルタル、異方性、分散繊維モデル、剛体バネモデル

本研究では,3Dプリンティング技術を用いて作成した積層繊維補強モルタル材料の力学的挙動を再現する手法を開発した.具体的には,既存の離散メゾスケール繊維モデルと同程度の再現性を持ちながら,計算コストを大幅に削減できる分散繊維モデルを適用した剛体バネモデル(RBSM)を開発した.検証解析の結果,提案手法は打ち込み供試体やプリント供試体の異方性挙動をよく再現し,従来手法に比べて計算速度が大幅に向上することが示された.