講演情報

[13001-06-06]重錘落下を受ける鋼繊維補強無孔性コンクリート(PFFRC)梁の衝撃応答解析(シンポジウム講演概要)

*瓦井 智貴1、小室 雅人1、岸良 竜2、岸 徳光1、千石 理紗2、牛渡 裕二1、翔 浅井1 (1. 室蘭工業大学、2. 太平洋セメント)

キーワード:

無孔性コンクリート、鋼繊維、衝撃応答解析、梁

近年,400 N/mm2以上の圧縮強度を発現する無孔性コンクリート(Porosity-Free Concrete, PFC)が開発され,部材の小型化などと共に耐衝撃性向上効果も期待されている.本研究では,PFCに鋼繊維を混入させた鋼繊維補強無孔性コンクリート(Porosity-Free Fiber-Reinforced Concrete, PFFRC)製RC梁を対象に,各応答波形やひび割れ分布性状などの耐衝撃挙動を適切に評価可能な数値解析モデルの確立を目的として,既往の重錘落下衝撃荷重載荷実験結果を対象に有限要素法による衝撃応答解析を実施した.また,実験結果との比較によって,解析手法の妥当性について検討を行った.その結果,PFCを簡易にモデル化し鋼繊維をシェル要素で導入した本解析手法を適用することで,PFFRC梁の耐衝撃挙動を概ね再現可能であることが明らかになった.