講演情報
[21019-24-03]RBSMおよびVon-Mises型構成則を用いた弾塑性トポロジー最適化(シンポジウム講演概要)
*石渡 玲子1、田中 雅人1、山本 佳士1、加藤 準治2、小倉 大季3、原 紘一朗3 (1. 法政大学、2. 名古屋大学、3. 清水技研株式会社)
キーワード:
トポロジー最適化、離散体解析、RBSM
近年,建設分野では,高性能モルタル材料を用いた3Dプリンタが実用段階にある.また,トポロジー最適化は,自由度の高さという3Dプリンタの特性を活かすことができる設計手法として期待されている.土木構造物の設計にトポロジー最適化を適用するには,耐震性能が重要であり,靭性の最大化を目的とした研究も多数行われている.しかしながら,一般的に離散化手法として連続体力学に基づく有限要素法(FEM)が用いられ,ひび割れ等の不連続挙動を示す材料のトポロジー最適化は困難であった.そこで,著者らは,ひび割れの再現が得意な剛体バネモデル(RBSM)を用いたトポロジー最適化手法を提案しているが,これまでは基礎的な拡張としてコンプライアンス最小化問題に限られていた.本研究では,提案手法を,靭性の最大化を目的とするトポロジー最適化手法に拡張した.簡単な計算例により提案手法の妥当性を示した.