講演情報
[21019-24-05]有限変形の代理均質化モデルを用いたマクロ構造のトポロジー最適化(シンポジウム講演概要)
*中村 明莉1、山中 耀介2、Sukulthanasorn Naruethep1、野村 怜佳1、森口 周二1、寺田 賢二郎1 (1. 東北大学、2. 日本大学)
キーワード:
マルチスケール解析、トポロジー最適化、代理均質化モデル
近年の積層造形技術の進展により,マルチスケールトポロジー最適化の重要性が高まっている.一体型マルチスケール解析のようにミクロとマクロを同時に最適化する手法は高精度な設計を可能にするが,計算コストが高く,大規模構造への適用には課題が残る.この課題を解決するため,近年では機械学習を活用した手法が研究されており,その手法の一つとして事前にミクロ構造の形状のみを決め,向き・密度・寸法のみを設計変数とし,これらを入力とする代理均質化モデルを用いて最適化する手法が提案されている.しかし,既存研究の多くは線形弾性体を仮定しており,有限変形を考慮した手法は十分に検討されていない.本研究では,有限変形下でのマルチスケールトポロジー最適化に向けた基礎的検討として,あらかじめ決められたミクロ構造の超弾性複合材料の代理均質化モデルを用いてマクロスケールのトポロジー最適化を実施する.