講演情報

[22001-07-03]形成過程にある3次元反砂堆周辺の流れ構造に関する数値シミュレーション(シンポジウム講演概要)

*伊波 友生1、音田 慎一郎2、井上 卓也3 (1. 国立研究開発法人 土木研究所 寒地土木研究所、2. 京都大学 工学研究科 社会基盤工学専攻、3. 広島大学 大学院 先進理工系科学研究科)

キーワード:

反砂堆、流れ構造、数値シミュレーション、反砂堆の発達過程

河床波の形成は、流れの抵抗や土砂輸送に影響を与える。これまでの研究は主に砂堆に焦点を当ててきたが、反砂堆の形成については十分に解明されていない。本研究では、数値シミュレーションを用いて、発達途上の3次元反砂堆周辺の流れ構造を解析した。密度関数法と非線形k-ε乱流モデルを用いて流れ場を計算した結果、発達途上の反砂堆においては、河床近傍の流れ方向流速が大幅に減少し、また河床近傍の横方向流速はCrest部では山を避ける方向、Trough部では谷に向かう方向に生じることが確認された。